【動画広告】長期広告と短期広告の使い分け

2021年7月13日
本日のブログでは、様々なSNSやYouTubeでの動画広告を最大限に活用するための方法を紹介させていただきます
動画広告には様々なデザイン・構成の動画がありますが、実は多くの方々が理解していない、ある法則に則って作成されております
その基本を抑えずに動画を作成してしまうと、広告を打っても反応が出ない動画が仕上がってしまいます
せっかく外注費をかけて動画を制作したのに、利益が出なければ広告を作成した意味がありません
そこで今回は動画編集の外注コストをかけた場合にちゃんと利益が上がるような動画広告の使い方を紹介させていただきます
今回は長期的に運用する、広告と短期的に運用する広告において、どんな基本的なルールにしたがって作成すれば効果が最大限になるのかを紹介します
長期広告のパターン

基本的には、AIDMAを活用します
AIDMAは店舗サイネージ/Youtube・SNS広告に有効です
AIDMAは1920年に販売広告の実務を行っていた、サミュエル・ローランド・ホールによって提唱されたものです
具体的には以下のような構成になります
A…Atention(注意)
I…Interest(関心)
D…Desire(欲求)
M…Memory(記憶)
A…Action(行動)
よくある動画広告として、
【A】〇〇の地域にお住まいの〇〇にお困りの方
【I】〇〇を解消するサービスが誕生しました
【D】〇〇を解決する事で〇〇が手に入ります
【M】マンガ・出演者・動画デザインで印象に残す
【A】期間限定で〇〇名様にのみサービス価格で購入可能です
といった形がとられているのですが、2021年になった今現在でも十分に効果が出ているため、繰り返しYouTube上では再生がされています
商売をやっている方々にとっては、かなり胡散臭く聞こえるような広告動画も実際のところ成果が出ているからこそ繰り返し広告費を払っているわけです
ですので、長期的に自社のサービスや商品をアピールしたい場合、AIDMAを抑えておくことが大切です
短期広告のパターン

基本的にはAISAS・AISCEASを使い分けます
AISAS:新規のサービス・比較対象のないサービスに有効です
AISASは2005年に電通によって提唱されたもので、以下の構成になります
A…Atention(注意)
I…Interest(関心)
S…Search(検索)
A…Action(行動)
S…Share(共有)
よくあるパターンとして
【A】〇〇の地域にお住まいの〇〇にお困りの方
【I】〇〇を解消するサービスが誕生しました
【S】〇〇で検索
【A】期間限定で〇〇名様にのみサービス価格で購入可能です(ウェブサイト上で記載)
【S】〇〇の商品使ったけど、いい感じ・悪い感じだった(消費者のレビュー・感想)
このような流れになっています
AIDMAとは違って、実際に検索してもらうことまでが、動画広告のゴールになります
そこからウェブサイトにアクセスした人達の行動まで至った数をリサーチして、動画広告により適切にウェブサイトへの流入が増えているかどうか?
を判定しておくことが大切です
それと同時にウェブサイト上で詳細な説明を行うため、動画広告においては可能な限りシンプルな動画構成にしてウェブサイトへアクセスするハードルを下げることも大切です
そして最終的にSNSでシェアしてもらいやすいようなSNSで感想をシェアしてくれた場合、追加で〇〇をサービスします
といったような企画を立てて、商品を利用した感想を積極的に行ってもらう仕組みづくりも大切です
実際に購入した人々のレビューによって、それから先の商品を購入するための動機付けになるため、まだ市場には発展していないような、新規のサービスにおいて有効な戦略です
では逆に従来のサービスや他社の製品よりも明らかに優れているサービスを広告する際はAISCEASを活用します
AISCEAS:従来のサービス・比較した場合に有意なサービスに有効です
AISCEASは2005年にアンヴィコミュニケーションズによって提唱されたものです
A…Atention(注意)
I…Interest(関心)
S…Search(検索)
C…Comparison(比較)
E…Examination(検討)
A…Action(行動)
S…Share(共有)
実際に行われているパターンとしては
【A】〇〇の地域にお住まいの〇〇にお困りの方
【I】〇〇を解消するサービスが誕生しました
【S】〇〇で検索
【C】SNSやGoogleで他のサービスを比較
【E】本当にそのサービスが優れているか検討
【A】期間限定で〇〇名様にのみサービス価格で購入可能です(ウェブサイト上で記載)
【S】〇〇の商品使ったけど、いい感じ・悪い感じだった(消費者のレビュー・感想)
というような流れになっております
一言で言ってしまえばAISASをもっと細かくしたような戦略ですが、比較して検討してもらうということを想定した戦略になります
そのため、動画広告において活用する場合は、ちゃんと比較して検討してもらい、確かにこの商品の方が優れているなと判断してもらう必要があります
つまり、実際にウェブで検索した結果、上位表示されている比較サイトの情報・SNSで発信されている情報を吟味した上で、動画を構成していくことが大切です
もしも仮に他社のサービスの方が圧倒的に低コストで機能も優れていた場合は、動画広告の費用を払ったのにも関わらず、他社のサービスの方が売り上げがあがってしまうという状態になってしまいます
こうなると動画広告を払えば払うほどに、他社のサービスの方が利益が上がってしまい、それと同時に、あなたの商品は劣っていると判断されてしまいます
だからこそ、この戦略を活用する場合は、ちゃんとSNSでの反応やGoogle検索したときに他社のサービスを比較して、それでも優れていると判断できる場合に活用するべきです
まとめ
今回は短期的な広告、長期的な広告としてどのような使い分けをしていけばいいのかというお話をさせていただきました
動画の編集コストが安いからといって、動画を編集する能力だけがある業者に依頼をしてしまうと、本日紹介させてもらったような落とし穴に、落ちてしまいがちです
だからこそ、インターネット上で動画の広告を作成していく場合はしっかりと専門知識のある、動画編集業者に依頼をしていきましょう